しがつにじゅうさんにち
日曜日。天気は晴れ。
今日は「絶好の行楽日和」というフレーズがぴったりな晴れ模様だった。そんな中私は映画館に脚を運んだ。天邪鬼ここに極まり、といった次第である。
といのも、ここ最近見たくて見たくてたまらなかった、夜は短し歩けよ乙女。のチケットを昨日入手したからである。映画を見て抱いた感想は「大学生に戻りたい」。私のような凡人に相応しい感想である。
映画を見た後は家に直帰してだらだらゲームをしていた。社会人で土日にがっつり遊べる人ってすごくない?そんな体力私には残ってないんだけど…
てなわけで明日から月曜日。また1週間が始まる訳で、、
そうちん
嵐オタクが就活生としてジェイストームを受験した話
お久しぶりです。そうちんです。
4月から社会人としての一歩をいやいやながらようやく踏み出しました。
さて、今日は以前から書く書くと言いながら後回しにしていた、ジェイストームを受験した時の話を書きたいと思う。何かとベールに包まれたジャニーズ系列の企業。実態を知れる数少ない機会だということで、物は試しにと受験してみた時のお話である。時間が経っているので曖昧なところや間違っているところはあるかもしれないが、どうしても脚色しないといけない部分を除いて、基本的にはありのままに書いている。今後この企業を受ける就活生の参考になればと思う。
1.ジェイストームとは
ジェイストームとはジャニーズ事務所の子会社のレコード会社で嵐、TOKIO、Hey! Say! JUMPなどが所属している。DVDを再生するときに「ジェイストーーー!!!(大音量)」と流れるあれ。嵐がポニーキャニオンを首になった?ことがきっかけで作られたと言われており、設立は2001年、元々は嵐のためのプライベートレーベルであった。
参考までにwikiのリンクを引用しておくので、詳しく知りたい人はこちらへ。
2.ジェイストームを受験するには
まずジェイストームを受験するにはリクナビからプレエントリーを行う。その後履歴書と、「ジェイストームで活かせる私の強み」か「私がジェイストームでやりたいこと」のどちらかを800字で書いた物を郵送にて提出する。受験方法は驚くことに一般的な企業と何ら変わりもなかった。
3.受験の流れ
書類審査に合格すると、説明会兼筆記試験に呼ばれた後、数回の面接を経て内定、という流れ。採用人数は若干名であり、倍率はかなりのものであると思われる。
4.説明会と筆記試験
これらは6月の1週目に行われた。さすがジャニーズ事務所の子会社と言うべきなのかは分からないが、就活生が一番忙しいであろう6月の1週目の日時を一方的に指定された。ただ、こちらから日程変更の連絡を入れると、意外にも応じていただけたので、若干拍子抜けしたのを覚えている。
会場は渋谷の宮益坂沿いにある貸会議室で、大よそ80人程度の就活生がいた。
前にはジェイストームに所属するアーティストの宣伝ポスターが貼られており、開始前のBGMはジェイストームに所属するアーティストの曲が用いられていた。就活生の男女比は8:2位と、思っていたより男性が多かった印象。ジェイストームについての説明がおよそ30分程度行われた後、筆記試験が行われた。
5.説明会について
説明会で聞いたことを簡単にではあるが当時のメモを参考に記載することにする。
・ジェイストームは総合エンターテイメント企業であり、設立から4年は嵐のみが所属
していた
・嵐が稼ぎ頭ではあるが、次はHey! Say! JUMPが来ると考えている(おかげさまでHey! Say! JUMPのファンが急増しているとの言及あり)
・アルバムJUMping CARがデビュー以来の初動最高売り上げを記録するなど業績は好調
・ソニーミュージックと連携している
・映画も年に7~8本手掛けており、年々増加傾向にある
・嵐のワクワク学校の企画、制作、運営を全て手掛けている(コンサートはヤングコミュニケーションが運営)
・当時は KAT-TUNが活動休止直後ということもあってか、「KAT-TUNは活動休止したが会社としては問題ない」や「活動再開を首を長くして待っている」などと発言
・デジタルとして音楽を扱う風潮があるが、パッケージを手に取ってもらえるようにしたい
6.筆記試験について
筆記試験は30分程度だった。他社で一般的に使われているSPIや玉手箱とは異なる、見たことのない形式で、音声に従って解き進めるタイプ。間違い探しや計算問題、簡単な国語や数学の問題だったので、普通に解けば問題ないレベルだと思った。特に対策の必要は無し。これで落ちるのは余程頭が悪いのではないだろうかといった感じ…
7.面接について
ここまで進むと次は面接がある。内定までには数回の面接が行われる。
1次面接は就活生3人、面接官2人のグループ面接で会場は説明会と同じ会場だった。関東のボリューム層私学(法学部)の男子と愛知の聞いたことのない私立大学女子と私、という組み合わせだった。私以外の2人のレベルもそれほど高くなくて拍子抜けした記憶がある。6月上旬でこのクオリティーの面接しか出来ないのか?と…(ボロカスに書いてごめんなさい。ちゃんと内定取れてるといいなと思ってます)面接官は40代くらいの男性2人組で特に印象に残っていない。
面接では「1分半で自己紹介」、「志望動機」、「やりたい仕事」、「血液型占いと絡めて自分の性格を分析」の4つを質問された。どれも基本的な質問ばかりである。
面接は全部で20分程度。終始和やかに進み、最後に逆質問の機会があった。私は「コンサートにジェイストームが関わることはあるのか?」と単純に興味があったことを聞いたのだが、「コンサートの音源の編集などはジェイストームが管轄している」という回答をいただけた。あの時もっとがっついて質問すればよかったと後悔している。
他に面接で覚えていることは、同じグループの男子が「嵐が好きだからジェイストームで働きたい」という幼稚園児でも言えそうな受け答えをしていたことと、同じグループの女子が「多くの人に手に取ってもらえるようなジャケットをデザインしたい」と志望動機を語るのだが、「具体的にどういったデザインを作りたいのか?」と面接官に突っ込まれると、要領を得ない回答をしていたことくらいだ。ボロカスに書いてごめんなさい(2回目)
8.最後に
普段情報開示をしないジャニーズ事務所系列の企業を知ることが出来る唯一無二の機会と言っても過言ではないので、就活生のジャニオタはぜひ一度受験してみることをお勧めする。全て東京で行われるから、地方の就活生には厳しいけど、他社の選考と上手く被せて参加してみよう!!
就活生という立場から考えると、ジャニーズのブランド価値が落ちると立ち行かなくなるのはある意味目に見えているので、真剣に就職先として考えると少しリスキーかもしれないけど…
以上、そうちんでした。
*1:会場となったビル。以後の選考はここで行われた。
卒業式
3月24日、金曜日。
大学最後の現場となる卒業式に行ってきた。眩いほどの光を放つまだ見ぬ大学生活への期待と不安を抱く新入生の熱気に溢れていた、あの4年前の入学式と同じ会場で卒業式は行われた。この日の空は4年前の時と同じ快晴だったこともあってか、入学式の時のことを思い出さずにはいられなくなり、暫し物思いに耽ることとなった。そして今日、大学で学生証と引き換えに学位証を受け取り、ようやく「卒業する」という実感が湧いてきた。前にも書いたことがあるけど、やっぱり卒業っていいもんだね(笑)
そもそも今通っている大学に私は特段行きたかったわけではなく、第二志望に過ぎなかった。もっとも「なぜ大学に行きたいのか?」と聞かれたら「関西で一番賢いとされている大学を卒業したという肩書が欲しいから」と躊躇うことなく答えるような奴だったため、第一志望への志望動機も大したものではないのだが…
にも関わらず、やはり第一志望の大学に通いたいという気持ちは強く、滑り止めの私学を蹴ってまでもう一度受験をする、という道を私は選んだ。結果は上にも書いた通りだ。二回も挑戦したのに希望を叶えることが出来なかった自分への不甲斐なさであったり、やるせない気持ちは今も忘れることは無いし、今後も忘れてはいけないものだと思う。卒業式が終わってFacebookなどで「第一志望ではなかったけれども、素敵な仲間にたくさん囲まれて素晴らしい大学生活だった」という投稿を目にする機会が多い。私にはどうしてもそうは思えない。「自分が行きたかった大学に通っていた場合に出会っていたかもしれない友人や教授」は今よりもっと素晴らしかったかもしれないよ?と(笑)
自分の努力不足を棚に上げて恨みつらみを書いても何も生まれないのは百も承知だ。ただどうしても書かずにはいられなかった自分がいた。と、ここまで言っておきながらも、今通っている大学も悪くはないなと思えた4年間だった。決して友人は多くないし、特に青春っぽいこともしていないし、真面目に大学に通ったとも言えないが、この4年間はとにかく楽しかった。恋が実ったり実らなかったりも含めて、人間的に少しは成長出来たような気がするし、何よりこんな自分を4年間も受け入れてくれた大学の度量の大きさには頭が上がらない。(早速さっき書いたことと矛盾しかかっているからこれ以上は言わないよ~)
4月から私は社会人になる。今と変わらず実家に住み続けるが故に、生活環境に大きな差が無く、いまいち「社会人になる」という実感がわかない。けれども、平日に現場に気軽に行けなくなるという事実だけは頭から離れないし、考えたくもない。社会人って百害あって一利無しとしか思えないんだけどな。
大学生の4年間で私は馬鹿になった。自慢じゃないが入学試験の成績は上位十数位には入るものだった。4年が経過して今日受け取った成績表に目を通すと、そこには「可」*1の羅列があった。心を入れ替えて勉強しないといけない。取得したいと考えている資格があるので、まずは資格取得に向けて勉強する。いつ何時も転職出来るように備えだけはしとかないといけない。というのが社会人に向けての個人的な決意(笑)
最後に…
大学生活の4年間は人生の夏休みと評されることが多い。実際、平日に自由に休めて、半年毎に2か月の長期休暇があったりする期間は大学生活の4年間しかなく、人生の夏休みそのものだ。そんな人生の夏休みの素晴らしさに私は今になって気が付き始めた。失う時に初めて失うものの本当の価値を知るなんて愚かの極みにすぎない。こんな私が嫌になる。
経済的な負担を私に強いることなく4年間の大学生活を送らせてくれた両親にはただただ感謝の気持ちしかない。今日もらった学位証を持って「ありがとう」とリビングにいる両親に伝えてくるので、ここでお終いにしておく。
*1:大学の成績は秀、優、良、可の四段階で評価される。つまり可は単位が認められる最低ラインの評価